Page 37 - 2024年度中央・地方予算の執行状況および2025年度中央・地方予算案についての報告
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張費・公務接待費・公用車経費)」および会議費、研修費、出張費、事務費などの支出を
厳しく抑え、大きな建物・ビル等の新築・修繕・改装を厳しく制限するとともに、政府調
達と新規資産配置の管理を強化し、祝賀会・展示会・フォーラムなどイベントのスリム化
と規範化を推し進める。新たに
うち出す重要政策やプロジェクトに対して事前の審査と事後の実績評価をしっかりと行
い、評価結果の活用に力を入れ、非効率的または無効なプロジェクトについては廃止また
は縮小し、評価・是正・高度化の好循環を形成する。行政事業体の国有資産のライフサイ
クル管理を強化し、全国的調整・共有プラットフォームの役割を発揮させ、新規資産配置
を厳しく抑え、資産ストックを積極的に活用する。国有資産報告制度を整備し、国有資産
管理の水準をさらに向上させる。党・政府機関の支出切り詰めの実施状況について監督・
検査を強化し、予算執行の常態化監督を推し進め、管理上の抜け穴を塞ぎ、これらの制度・
仕組みを絶えず改善していく。
(二)科学的な財政管理を推進する
科学的な財政管理の試行作業を展開し、財政・租税改革の重要任務と財政管理の重要活
動を中心に据え、地方の積極性を十分に引き出し、科学的な財政管理の新たな道を模索す
る。管理の体系化に取り組み、財政支出の源から着手し、資金の配分から最終的な支払い
まで、財政部門からすべての予算利用部門までを財政管理の業務内容とし、くまなくカバ
ーする管理体系を構築する。管理の緻密化に取り組み、業務プロセスの全体と各段階を最
適化し、内部統制、情報化などの手段によって、業務の細部をよりよく把握し、一部の分
野におけるずさんな管理方式をしっかりと改める。管理の標準化に取り組み、事業支出、
政府調達、資産配置など各方面の標準を動的に改善し、よるべき制度、明確な標準、強い
拘束力が備わるようにする。管理の法治化に取り組み、系統的で完備した財政に関する法
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