Page 17 - 2020年度中央・地方予算の執行状況および2021年度中央・地方予算案についての報告
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もたらすようにした。◇管理制度を十全化した。管理方法をうち出し、直達資金の配
分・使途・交付・監督管理上の要求を明確にして、資金のばらまきや留保を防いだ。
地方が制度を厳格に実行するよう監督・指導を行い、省級財政が 「 観客」ではなく「脇
役」の役目をしっかりと果たし、財政資金がより多く末端に届けるようにした。◇資
金の交付を速やかに行った。「中央が省ごとに直達資金を割り当て、省が事業ごとに支
出予算を配分し、省から提出された予算案の承認を経て、市・県に速やかに交付する」
という原則に則って、末端への効率的かつ的確な資金投下を促した。例年に比べ、直
達メカニズムに組み入れた資金の交付スピードがおおむね 3 ヵ月以上早まった。◇資
金の監督管理を厳格化した。中央・省・市・県の各級財政を統括する直達資金監視シ
ステムを開発・構築し、資金管理台帳をつくり、すべての資金勘定に対し資金の配分
から最終的な支払までの全過程と関連情報全般に対するフォローアップを実現した。
部門間の連携・協力を強化し、監督管理において一丸の力を形成した。直達メカニズ
ムの秩序ある効果的な運営により、末端が「六つの保障」任務をよりよく遂行するた
めに適時財政力を補充し、市場主体が困難を乗り越えるために適時支援を提供した。
政府部門の支出切り詰めを堅持した。中央部門が先頭に立って予算編成を厳格に行
い、予算執行中は財布のひもをしっかりと締め、感染症対策費や国債利払い費などの
必要な支出増を除いてその他のすべての支出を承認された予算内に抑え、中央レベル
の支出をマイナスの伸びとし、そのうち、不要不急の支出、非恒常的支出を 50%以上
縮減した。中央部門の支出切り詰めの状況に対して定期的に評価を行い、予算執行状
況の監督・コントロールで得た結果の反映を強化し、抜け穴があれば速やかに塞ぎ、
管理の改善を促した。地方の勤倹節約を励行し、開く必要のない会議は断固開かず、
行う必要のない研修は断固行わず、予算の実行が猶予できる支出項目資金や各種の休
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