Page 4 - 中国共産党第18期中央委員会第4回全体会議コミュニケ
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下で、中国の特色ある社会主義制度を堅持し、中国の特色ある社会主義法治理論を貫徹し、
整った法律規範体系、高効率な法治実施体系、厳密な法治監督体系、力強い法治保障体系、
そして完全な党内法規体系を築き、法に基づく国家統治、法に基づく執政、法に基づく行
政の並行推進を堅持し、法治国家・法治政府・法治社会の三位一体建設を堅持し、科学的
な立法、厳格な法執行、公正な司法、全人民による法律の遵守を実現し、国家統治体系・
統治能力の現代化を促進する、ということである。この総目標を達成するには、中国共産
党の指導、人民の主体的地位、法の下の平等を堅持し、法に基づく国家統治と徳による国
家統治との結合を堅持し、中国の実情への立脚を堅持しなければならない。
全会は、党の指導は中国の特色ある社会主義の最も本質的な特徴であり、社会主義法治
の最も根本的な保証である、と強調した。党の指導を法に基づく国家統治の全過程と各方
面に貫くことは、わが国の社会主義法治建設で得られた基本的な経験である。わが国の憲
法では中国共産党の指導的地位が確立されている。党の指導を堅持することは、社会主義
法治の根本的な要請であり、党と国家の根本と命脈を包含するものであり、全国各民族人
民の利益や幸福にかかわるものであり、法に基づく国家統治の全面的推進という主題に当
然含まれる道理である。党の指導と社会主義法治は一体をなすため、社会主義法治は党の
指導を堅持しなければならず、党の指導は社会主義法治を拠り所としなければならない。
党の指導のもとで法に基づく国家統治を行い、法治を励行してこそ、人民の主体的地位は
十分に実現できるのであり、国と社会生活の法治化は秩序正しく推進で き るのである。法
に基づく執政においては、憲法・法律に基づく国政運営と党内法規に基 づ く 党管理・党統
治とが党に求められる。
全会は、法に基づく国家統治の全面的推進の重要任務を明確にした。重要任務とは、◇
憲法を中核とする中国の特色ある社会主義法律体系を充実させ、憲法の実施を強化する、
◇法に基づく行政を深 く 推し進め、法治政府の建設を急ぐ、◇公正な司法を保証し、司法
の信頼度を高める、◇すべての人民の法治観念を強め、法治社会の建設を推進する、◇法
治人員陣の構築を強化する、◇法に基づく国家統治の全面的推進に対する党の指導を強
化・改善する、ことである。
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