Page 9 - 2024年度中央・地方予算の執行状況および2025年度中央・地方予算案についての報告
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て各級財政が基本養老保険などへの補助金を増やしたためである。全国の社会保険基金予
算の歳出は前年度比 7%増の 10 兆 6061 億 2800 万元で、当初予算の 99.3%を達成した。
2024 年度の剰余金は 1 兆 2883 億 4200 万元、同年度末時点での剰余金残高は 14 兆 3372 億
3000 万元となった。
中央社会保険基金予算の歳入は 539 億 3700 万元で、当初予算の 109.2%であった。歳出
は 461 億 9200 万元で、当初予算の 94.9%を達成した。企業従業員基本養老保険の全国統
一管理制度の実施により、地方からの上納収入は 2531 億 8200 万元となったが、中央財政
からの同名義の交付金は 2532 億 6400 万元(両者の差額 8200 万元は、主に前年度の全国
統一管理・調整資金の利息分)であった。この上納収入と交付金の差額 8200 万元を考慮
に入れると、中央社会保険基金予算の 2024 年度歳入は歳出を 76 億 6300 万元上回り、同
年度末時点の剰余金残高は 116 億 3400 万元となった。
地方社会保険基金予算の歳入は 11 兆 8405 億 3300 万元で、歳出は 10 兆 5599 億 3600 万
元であった。地方から中央への上納分と中央から地方への交付分の間に 8200 万元の差額
が出たが、このことを考慮すると、2024 年度の剰余金は 1 兆 2806 億 7900 万元となり、同
年度末時点の剰余金残高は 14 兆 3255 億 9600 万元であった。
2024 年、全国人民代表大会常務委員会は審議・承認を経て、地方政府の既存の隠れ債務
を置き換えるために地方政府債務の上限額を 6 兆元引き上げ、同債務上限額を 52 兆 7874
億 3000 万元に調整した。2024 年末時点での国債残高は 34 兆 5723 億 6200 万元で、全国人
民代表大会で承認された同債務上限額の 35 兆 2008 億 3500 万元以内に抑えた。地方政府
の債務残高は 47 兆 5370 億 5500 万元(既存の隠れ債務を置き換えるための地方政府債務
を含む)で、その内訳は、一般債務残高が 16 兆 7012 億 7700 万元、特別債務残高が 30 兆
8357 億 7800 万元であり、いずれも全国人民代表大会で承認された同債務上限額以内に抑
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