Page 4 - 2022年度中央・地方予算の執行状況および 2023年度中央・地方予算案についての報告

政・経済規律の粛正をさらに進めたことで、通年で全国予算の執行状況と経済の発展状

況は基本的な一致を保ち、中央財政収支が予算に合致し、支出には少量の剰余金が出て

いるが、感染症対策と経済・社会発展を効果的に両立させるために必要な財政資金を提

供した。

（一）2022 年度一般公共予算の収支状況

1. 全国の一般公共予算

全国の一般公共予算の収入は前年度比 0.6％増の 20 兆 3703 億 4800 万元で、予算の

96.9%を達成した。その内訳は、租税収入が前年度比 3.5％減の 16 兆 6613 億 9600 万

元、税外収入が 24.4％増の 3 兆 7089 億 5200 万元であった。税外収入が超過達成した

のは主に資源・資産ストックの活性化により、国有資源(資産)の有償使用による収入な

どが大きく増えたためである。予算安定化調節基金、政府系基金予算、国有資本経営予

算から中央・地方の一般公共予算への繰入金およびその前年度からの繰越金・剰余金計

2 兆 4541 億元をこれに加算すると、歳入は 22 兆 8244 億 4800 万元となった。全国の一

般公共予算の支出は前年度比 6.1％増の 26 兆 609 億 1700 万元で、予算の 97.6％を達

成した。これに中央予算安定化調節基金への補充金支出 1185 億 3100 万元、政府系基

金予算への繰出金 150 億元を加算すると、歳出は 26 兆 1944 億 4800 万元となった。歳

入から歳出を差し引くと、赤字額は予算と同額の 3 兆 3700 億元となった。

2. 中央の一般公共予算

中央の一般公共予算の収入は前年度比 3.8％増の 9 兆 4884 億 9800 万元で、予算の

100％となった。中央予算安定化調節基金からの繰入金 2765 億元、中央政府系基金予

算と中央国有資本経営予算からの繰入金計 9900 億元をこれに加算すると、歳入は 10

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