Page 6 - 2022年度中央・地方予算の執行状況および 2023年度中央・地方予算案についての報告

元、◇公共安全保障支出が予算の 100.8％となる 1964 億 6400 万元、◇教育支出が予算

の 99.9％となる 1524 億 2600 万元、◇科学技術支出が予算の 100.9％となる 3215 億

5200 万元、◇食糧・食用油等物資備蓄支出が予算の 102.9％となる 1169 億 3400 万元、

◇債務利払い費が予算の 102.2％となる 6523 億 9900 万元であった。

中央から地方への移転支出の具体的な状況は、◇一般的移転支出が予算の 98.6％と

なる 8 兆 994 億 2300 万元、◇特別移転支出が予算の 97.2％となる 7617 億 300 万元で

あった。また、末端による減税・料金引き下げの実施や重点的な民生を支援するための

一時的な特別移転支出が予算の 106.7％となる 8533 億 4900 万元であった。

2022 年度中央の一般公共予算の収入超過分 4 億 9800 万元と支出剰余金 1180 億 3300

万元はいずれも補充金として中央予算安定化調節基金に繰り入れた。中央予備費の当

初予算は 500 億元であったが、実際の支出額は 110 億元となり、主に地方の干ばつ対

策・減災関連業務などの支援に充て、残りの予備費 390 億元（上記の剰余金 1180 億

3300 万元に含まれる）は補充金として中央予算安定化調節基金に全額繰り入れた。中

央政府系基金からの繰入金およびその前年度の繰越金・剰余金 5 億 1000 万元を補充金

としてこれに加算すると、2022 年度末時点で、中央予算安定化調節基金の剰余金残高

は 2351 億 6300 万元であった。

3. 地方の一般公共予算

地方の一般公共予算の収入は 20 兆 5963 億 2500 万元で、その内訳は、地方レベルの

収入が前年度比 2.1％減の 10 兆 8818 億 5000 万元、中央から地方への移転支出金が 9

兆 7144 億 7500 万元であった。地方の予算安定化調節基金、政府系基金予算、国有資

本経営予算からの繰入金および一般公共予算の前年度の繰越金・剰余金計 1 兆 1876 億

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