Page 38 - 2023年度中央・地方予算の執行状況および2024年度中央・地方予算案についての報告
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前年度の繰越金 107 億 3500 万元を加えた歳入総額は、2499 億 7500 万元となる。中央


               国有資本経営予算の支出は前年度比 17%増の 1749 億 7500 万元とする。その内訳は、

               中央レベルの支出が 1710 億 5900 万元、地方への移転支出が 39 億 1600 万元である。


               中央の一般公共予算への繰出金は 750 億元とする。


                  地方国有資本経営予算における地方レベルの収入は 3532 億 7400 万元とし、前年度

               比 21.1%減となるのは、主に 2023 年度地方資産の処分などによる一時的収入が比較的


               多く、基準値がかなり高くなっているためである。これに中央国有資本経営予算から


               地方への移転支出による収入 39 億 1600 万元を加えた歳入総額は、3571 億 9000 万元と

               なる。地方国有資本経営予算の支出は前年度比 17%減の 1571 億 9000 万元とする。地


               方の一般公共予算への繰出金は 2000 億元とする。

                  中央と地方の収支予算を集計すると、全国の国有資本経営予算の収入は前年度比


               12.1%減の 5925 億 1400 万元となり、これは主に地方国有資本経営予算の収入がかな


               り落ち込むことによる。これに前年度からの繰越金 107 億 3500 万元を加えた歳入総額

               は、6032 億 4900 万元となる。全国の国有資本経営予算の支出は前年度比 1.9%減の 3282


               億 4900 万元とする。一般公共予算への繰出金は 2750 億元とする。

                 (七)2024 年度社会保険基金の収支予算


                  中央社会保険基金予算の歳入は前年度比 31.6%増の 494 億 200 万元とし、歳出は


               25.2%増の 486 億 9700 万元とする。収支の増加幅がかなり大きくなるのは、主に 2024

               年度に条件を満たした機関・事業体を在北京中央機関・事業体の基本養老保険の対象


               枠に移す作業を継続して行うためである。基金の全国統一管理という点を考慮すると、

               中央社会保険基金予算の本年度の剰余金は 6 億 2300 万元、年度末時点の剰余金残高は


               84 億 3600 万元となる。


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