Page 6 - 「改革をいっそう全面的に深化させ、中国式現代化を推進することに関する中共中央の決定」に関する習近平総書記の説明
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みやその中に挙げられた重要な措置などについて価値ある意見を数多

                く提出し、決定案起草のための重要な参考資料を提供した。

                   2024 年 5 月 7 日、決定案を党内の一定範囲に下達して、党内の古参

                同志の意見を求めたほか、とくに民主諸党派の中央委員会や中華全国商

                工業連合会の責任者、無党派人士の代表の意見を聴取し、関連企業と有

                識者の意見を聴取した。フィードバックの状況を見ると、みなが一致し
                て次のように認めている――決定案は中国式現代化の推進という主題

                をしっかりと中心に据えて、改革のいっそうの全面的深化に向けた戦略

                的措置を策定し、正しい政治的方向を堅持し、中国式現代化の推進のた

                めに解決すべき重要な体制・仕組み上の課題をしっかりとらえて改革計

                画を立てており、この決定案は主題が鮮明で、重点が際立ち、施策が実

                務的で実行可能であり、 新 時代の新征途において改革の全面的深化を広
                く、深く進めていく総動員のトータルプランであり、中国の特色ある社

                会主義制度を充実・発展させ、国家統治体系・統治能力の現代化を推し

                進める上での歴史的能動性を十分に示しており、中国式現代化に強大な

                原動力と制度的保障をもたらすことができるものである。また、各方面

                から計 1911 条の意見や提案が提出された。文書起草組はこれらの意見

                や提案を真剣に検討した上で、取り入れられるものはできる限り取り入
                れ、221 ヵ所の修正を行った。

                   決定案起草の過程において、中央政治局常務委員会は 3 回、中央政治

                局は 2 回の会議を開いて審議・修正を行い、今回の全会で審議する決定

                案を作成した。

                   Ⅲ.決定案の基本的な枠組みと主な内容

                   決定案の全文は序言と結語のほか、十五の部分からなり、大きく三つ

                のまとまりに分けられる。第一部は一つ目のまとまりであり、総論にあ
                たり、主として改革をいっそう全面的に深化させ中国式現代化を推進す

                る上での重要な意義と全般的要請について詳述している。第二部から第



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