Page 7 - 「改革をいっそう全面的に深化させ、中国式現代化を推進することに関する中共中央の決定」に関する習近平総書記の説明
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十四部にかけては二つ目のまとまりであり、各論にあたり、主として経

                済、政治、文化、社会、生態文明、国家安全保障、国防・軍隊など各方

                面からの改革計画についてである。第十五部は三つ目のまとまりであり、

                主として改革に対する党の指導強化や、党建設の制度改革の深化、党

                風・廉潔政治建設・反腐敗闘争について述べている。内容条目は全編に

                わたり 60 条列記されている。
                   決定案は、2035 年までに社会主義現代化を基本的に実現させるとい

                う目標を見据えつつ、今後五年の重要な改革措置を重点的に策定するも

                のであるが、内容の組み立てには次のいくつかの特徴がある。

                   第一に、経済体制改革の牽引の役割の発揮を重視する。経済体制改革

                の深化は依然として改革のいっそうの全面的深化の重点であり、その主

                な任務は質の高い発展につながる体制・仕組みを整え、発展の新たな原
                動力・優位性をつくり出し、「二つの揺るぐことなく」を堅持し、実行

                し、全国統一大市場を構築し、市場経済の基礎的制度を整備することで

                ある。

                   決定案は政府と市場の関係を適切に処理するという核心的問題を中

                心に据えて、ハイレベルの社会主義市場経済体制の構築を優先事項とし

                て位置づけ、経済体制改革の重点分野とカギとなる部分に対して次の配
                置を行った。◇国有企業の核心としての機能を強化し、コアコンピタン

                スを高めることを念頭に、関係管理部門の戦略的連携を深め、国有経済

                の配置の最適化と構造の調整を推し進め、国有資本と国有企業がより強

                く、よりよく、より大きくなるよう後押しする。◇非公有制経済の発展

                推進に力を入れることを念頭に、民間経済促進法を制定し、財産権法執

                行・司法保護を強化し、行政・刑事の手段による経済紛争の介入を防止・

                是正する。◇公平競争審査による厳格な規制を強化し、全国統一市場と
                公平競争の妨げとなっている各種の規定ややり方を是正・廃止し、要素

                市場の制度・規則を整備する。これらの措置は社会全体の内生的原動力



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