Page 7 - 中国共産党第19期中央委員会第6回全体会議コミュニケ
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な代表とする中国の共産主義者は、全党・全国各民族人民を団結させ率


                いて新中国成立以来の正反両面の経験を徹底的に総括し、社会主義とは

                何か、いかにして社会主義を建設するのかという根本的な問題について、


                世界の社会主義の歴史的経験を参考にし、鄧小平理論をうち立て、思想

                を解放し、実事求是の態度をとり、党と国家の活動の中心を経済建設に


                移して改革開放を実行するという歴史的な政策決定を行った。また、社

                会主義の本質を鋭く解明し、社会主義の初級段階の基本路線を確立し、


                「自らの道を歩み中国の特色ある社会主義を建設する」と明確にうち出

                し、中国の特色ある社会主義を建設する上での一連の基本的な問題に科


                学的に答え、21 世紀の半ばまで三つの段階に分けて社会主義現代化を基

                本的に実現するという発展戦略を確立し、中国の特色ある社会主義を成

                功裏に創始した。


                   全会は、次のように指摘した。党の 13 期 4 中全会以降、江沢民同志を

                主要な代表とする中国の共産主義者は、全党・全国各民族人民を団結さ


                せ率いて党の基本理論・基本路線を堅持し、社会主義とは何か、いかに

                して社会主義を建設するのか、どのような党を建設するのか、いかにし


                て党を建設するのかについての認識を深化させ、「三つの代表」重要思想

                を形成した。国内外の情勢が極めて複雑化したことや、世界の社会主義


                の大きな挫折という厳しい試練を前にして、中国の特色ある社会主義を

                守り抜き、社会主義市場経済体制の改革目標と基本的枠組みを確立し、


                社会主義の初級段階における公有制を主体として多種類の所有制経済

                をともに発展させるという基本的経済制度と、労働に応じた分配を主体

                として多様な分配方式が並存する分配制度を確立し、全面的な改革開放




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