Page 42 - 2022年度中央・地方予算の執行状況および 2023年度中央・地方予算案についての報告
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度比 0.7%減の 1567 億 9900 万元、◇外交支出は 12.2%増の 548 億 3600 万元、◇国防
支出は 7.2%増の 1 兆 5537 億元、◇公共安全保障支出は 6.4%増の 2089 億 7200 万元、
◇教育支出は 2%増の 1554 億 7900 万元、◇科学技術支出は 2%増の 3280 億 3400 万
元、◇食糧・食用油等物資備蓄支出は 13.6%増の 1328 億 7800 万元、◇債務利払い支
出は 10.8%増の 7230 億元とする。
(2)地方への移転支出は前年度比 3.6%増の 10 兆 625 億元とする。末端による減
税・料金引き下げや重点民生プロジェクトなどを支援するための一時的な特別移転支
出分を差し引くと、7.9%増となる。
(3)中央予備費は 2022 年度と同額の 500 億元とする。予算執行の中でその実質的
使途に応じてそれぞれ中央レベルの支出と地方への移転支出に計上する。
2.地方の一般公共予算
地方の一般公共予算における地方レベルの収入は前年度比 7.6%増の 11 兆 7135 億
元とする。これに中央からの移転支出金 10 兆 625 億元、地方財政からの繰入金および
前年度の繰越金・剰余金計 1 兆 1780 億元を加算すると、歳入は 22 兆 9540 億元となる。
地方の一般公共予算の支出は前年度比 5.2%増の 23 兆 6740 億元とする。地方の財政赤
字は前年度と同額の 7200 億元となるが、一般的地方債の発行によりこれを補填する。
3.全国の一般公共予算
中央と地方の収支予算を集計すると、全国の一般公共予算の収入は前年度比 6.7%増
の 21 兆 7300 億元となる。これにその他の予算からの繰入金と前年度の繰越金・剰余
金計 1 兆 9030 億元を加算すると、歳入は 23 兆 6330 億元となる。全国の一般公共予算
の歳出は前年度比 5.6%増の 27 兆 5130 億元(中央予備費 500 億元を含む)である。財
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