Page 64 - 2022年度国民経済・社会発展計画の執行状況と2023年度国民経済・社会発展計画案についての報告
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策・緑化・経済成長をバランスよく推進する。
(1)グリーン・低炭素産業の発展を後押しする。引き続きエネルギー多消費・
二酸化炭素多排出・低水準のプロジェクトの乱立を断固として食い止める。グリー
ン産業指導目録を改正・公布し、グリーン産業発展促進に関する政策体系をより完
全なものにし、環境保護関連技術の研究・開発と関連製品の普及を奨励する。グリー
ン製造を鋭意推進し、クリーン生産を全面的に展開し、重点業種でクリーン生産改
造を行う。工業、建築、交通などの重点分野でグリーン化を加速し、省エネ・低炭
素化改造、設備の更新、リサイクル、プロセスイノベーション、デジタル化をサポー
トし、重点産業パークの循環型化を推し進める。水資源の節約・集約利用を推進し、
公共上水道漏水対策実施の重点都市(県城)を建設し、海水の淡水化の大規模利用
を推進する。循環型経済を大いに発展させ、廃棄物の循環利用体系の構築を急ぎ、
廃棄した新エネルギー設備や自動車用バッテリー、新興電子機器などのリサイクル
を強化し、廃棄家電の回収・処理体系を持続的に充実させる。グリーン消費を大い
に提唱し、商品の過剰包装対策を行う。「エネルギー・水・食糧・土地・鉱産・原
材料」の一体的な節約を統一的に推進し、さまざまな資源の節約・集約利用を推し
進め、生産方式・生活様式のグリーン化の推進を加速させる。
(2)環境汚染対策を着実に推し進める。引き続き「青い空、澄んだ水、きれい
な土を守る戦い」をさらに展開する。重度大気汚染対策、オゾン汚染対策、ディー
ゼルトラックによる大気汚染対策などの代表的な取組を踏み込んで進め、多種大気
汚染物質の統合的抑制と地域間の合同対策を強化し、空気の質的改善を継続する。
水資源保護・水質汚濁対策・水界生態系回復を統一的に考慮し、都市部「黒臭水」
対策を実施し、河川・海洋の汚水排水口への徹底調査・対策に力を入れ、グリーン
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