Page 63 - 2022年度国民経済・社会発展計画の執行状況と2023年度国民経済・社会発展計画案についての報告
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インフラの相互連結協力を着実に推し進める。「中欧班列」の好調な発展をうち固

                め、向上させ、「中欧班列」の安全・安定・円滑な運行を保障する。「シルクロード


                海運」などのブランドの影響力を不断に拡大し、「空のシルクロード」の建設を推

                し進める。リスク対策体系を整え、境外建設プロジェクトにおけるリスク対策を全


                面的に強化する。第 3 回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの準備作業をしっ

                かりと行う。海外への発信を強化・改善し、ともに「一帯一路」共同建設の物語を


                しっかりと伝える。

                   (4)グローバル経済ガバナンスに積極的に参入する。多角的貿易体制を断固と


                して守り、多角的で安定した国際経済の構図と経済・貿易関係を維持する。世界貿

                易機関 ( WTO)の改革に全面的かつ徹底的に参入し、「地域的な包括的経済連携協定」


                (RCEP)の質の高い実施を持続的に推進し、「環太平洋パートナーシップに関する

                包括的および先進的な協定」(CPTPP)と「デジタル経済連携協定」(DEPA)への加


                入を積極的に推進し、より多くの国と地域とのハイレベルの自由貿易協定を締結す

                る。グローバル発展イニシアティブを深く推進し、国連、20 ヵ国・地域首脳会合(G20)、


                アジア太平洋経済協力(APEC)、ブリックス(BRICS)、東南アジア諸国連合・中日

                韓首脳(ASEAN+3)会議、上海協力機構(SCO)などの多国間メカニズム協力を強


                化する。

                   (八)緑の山河は金山・銀山にほかならないという理念を実践し、生態環境優先、


                節約・集約、グリーン・低炭素発展を推し進める。発展パターンのグリーン化を急

                ぎ、環境汚染対策を深く推進し、二酸化炭素排出量のピークアウトとカーボン


                ニュートラルを積極的かつ穏当に推進し、全面的節約戦略を実施し、産業構造の調

                整、汚染対策、生態保護、気候変動対策を統一的に考慮し、炭素排出削減・汚染対



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