Page 66 - 2022年度国民経済・社会発展計画の執行状況と2023年度国民経済・社会発展計画案についての報告
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生態系産物・サービスの価値を高める仕組みを確立・整備し、諸般の生態保護補償

                制度の実施を加速し、生態保護補償条例をうち出し、太湖などの重要流域生態保護


                補償の仕組みを計画的に進める。海洋の生態系保護・復元を強化する。

                   (4)二酸化炭素排出量のピークアウトとカーボンニュートラルを積極的かつ穏


                当に推進する。「1+N」政策体系の配置に基づき、わが国の資源賦存に立脚し、「確

                立が先・廃止は後」という方針を堅持し、進捗を科学的に把握し、「二酸化炭素排


                出量のピークアウト十大キャンペーン」を計画に沿って実施する。エネルギー消費

                総量・原単位抑制を整え、化石燃料消費を重点的に抑制し、徐々に二酸化炭素排出


                総量・原単位ダブル抑制へ移行する。汚染の削減と炭素の排出削減において、地域、

                都市、産業パーク、企業による協同イノベーションの試行を行う。石炭のクリーン・


                高効率利用および関連技術の研究・開発を推進し、「三つの改造の連動」を強化し、

                第 2 期大規模風力発電・太陽光発電拠点プロジェクトの着工・建設を積極的に推進


                し、第 3 期プロジェクトの許可・着工を計画的に推進し、蓄電産業を発展させ、揚

                水発電所の建設を大いに推進する。省エネ・炭素排出削減先進技術の研究開発と普


                及・応用を加速し、低炭素・ゼロカーボン・カーボンネガティブ重要プロジェクト

                の試行、グリーン都市・低炭素都市建設の試行を計画的に展開する。二酸化炭素排


                出算定体系を整え、全国温室効果ガス排出権取引市場の 2 期目の契約履行期間の管

                理をしっかりと行い、温室効果ガス排出権取引制度を整備して、温室効果ガス排出


                量データの改ざんを厳しく取り締まる。グリーン電力・グリーン電力証書市場と温

                室効果ガス排出権取引市場、エネルギーマネジメントシステムとのすり合わせを推


                し進める。引き続き生態系の二酸化炭素吸収能力をうち固め、向上させる。国際的

                な気候変動対策に積極的に参与する。



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