Page 20 - 2024年度中央・地方予算の執行状況および2025年度中央・地方予算案についての報告
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ものにし、各方面がより多くの獲得感を得られるようにすることである。具体的には次の


               5 つの面に示される。①財政赤字の対 GDP 比を引き上げ、支出を拡大し、支出ペースをあ

               げる。財政収入状況と支出の必要を統一的に考慮し、今年財政赤字の対 GDP 比は前年度比


               約 1 ポイント増の 4%前後とし、赤字総額は前年度比 1 兆 6000 億元増の 5 兆 6600 億元と


               する。その内訳は、中央の財政赤字が 4 兆 8600 億元、地方の財政赤字が 8000 億元である。

               全国一般公共予算の歳出は前年度より大幅に増やし、29 兆 7005 億元とする。歳出を増や


               すと同時に、さまざまな資金の配分・交付を加速し、実質支出の形成を急ぐ。②公債の発


               行規模をいっそう拡大し、安定成長・構造調整を強く支える。地方政府特別債の新規発行

               上限額は前年度より 5000 億元増額となる 4 兆 4000 億元とし、地方が重点分野における脆


               弱部分を補強する取り組みを支援するとともに、地域的重要戦略の実施、新質生産力の発

               展、質の高い発展の促進へいっそう傾斜させる。特別債管理の仕組みを改善し、発行限度


               額の設定を見直し、特別債の規模を地方の財源や事業の採算性とつり合わせ、地方特別債


               に対し投資分野のネガティブリスト管理を実行し、プロジェクト資本金としての適用範囲

               を拡大し、特別債利用プロジェクトに対する地方の「自己審査・自己発行」を試行し、恒


               常化した申請の仕組みと四半期ごとに審査するプロジェクト申請審査の仕組みを確立し、

               特別債による資産形成管理を規範化・強化し、特別債の効果をよりよく発揮させる。超長


               期特別国債を前年度比 3000 億元増となる 1 兆 3000 億元発行する。その内の 8000 億元は


               『二つの「重」(国家重要戦略と重点分野の安全保障能力)』プロジェクトへのさらなる支

               援に、残りの 5000 億元は『二つの「新」(大規模設備更新と消費財の買い替え)』政策の


               実施範囲のさらなる拡大に充てる。中央予算枠内投資は前年度比 350 億元増の 7350 億元

               とし、投資計画の実施と予算配分のすり合わせを強化する。③支出構造の最適化に力を入


               れ、的確な資金投入を強化し、民生の改善、消費の促進、持続力の強化をよりいっそう重


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