Page 20 - 政府活動報告
P. 20
誘致に向けたビジネス環境の整備を持続的に進めた。外資参入規制を持続的に
緩和し、全国および自由貿易試験区の外資参入ネガティブリストの項目数がそ
れぞれ 51%、72%減り、製造業への参入規制がほぼ撤廃され、金融業などサ
ービス業の段階的な開放が進んだ。21 の自由貿易試験区を設立し、海单自由
貿易港の整備を着実に推進した。各地区は外資誘致に向けた行政サービスを刷
新し、外国企業誘致と着地までのフォローアップにいっそう力を入れた。一連
の大型外資プロジェクトが着地し、わが国は国際資本の魅力的な投資先であり
続けた。
質の高い「一帯一路」共同建設を推し進めた。共同協議・共同建設・共同享
受を堅持し、市場主導の原則と国際慣習法を守り、一連の越境インフラ整備プ
ロジェクトと生産能力をめぐる国際協力プロジェクトを実施したことで、沿線
諸国との財貿易額が年平均で 13.4%伸び、各分野の交流・協力は絶えず深化
した。西部陸海新ルートの整備を推進した。対外投資の健全で秩序ある発展を
導き、対外投資をめぐるリスク対策を強化した。新たに 6 つの自由貿易協定
(FTA)を締結または改定し、協定相手国との財貿易額が全体の 26%から 35%
前後に拡大した。多角的貿易体制を断固として守り、保護貿易主義に反対し、
貿易摩擦に穏当に対応し、貿易と投資の自由化・円滑化を促進した。
(八)生態環境保護を強化し、グリーン・低炭素化を推し進めた。緑の山河
は金山・銀山にほかならないという理念を堅持し、生態文明制度体系を整備し、
経済成長と環境保全を両立させ、サステナビリティを不断に高めた。
汚染対策と生態系保全を強化した。的確で科学的かつ法に基づく汚染対策を
堅持し、汚染対策の重点事業を踏み込んで推進した。複数の汚染物質の統合的
対策と汚染対策の広域連携を重視し、地区級都市および地区級以上の都市の大
気質優良日の割合が 4 ポイント増の 86.5%となった。地区級都市および地区
級以上の都市の「黒臭水」はほとんどなくなり、重要河川・湖沼と近海の汚染
19