Page 16 - 2022年度国民経済・社会発展計画の執行状況と2023年度国民経済・社会発展計画案についての報告
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画 ( 2018-2022 年)が無事終了し、農村の整備が急速に進み、農業と農村経済は全
般的に堅調であった。
(1)農業生産にしっかりと取り組んだ。食糧生産量が再び豊作の 6 億 8655 万ト
ンであり、8 年連続で 6 億 5000 万トン台を維持した。大豆など油糧作物の作付面積
拡大の効果は明らかで、春アブラナの作付面積と単位面積当たりの生産量、総生産
量がともに増加した。第 3 回全国農地センサスの試行任務が全般的に完了した。高
基準農地の造成に力を入れ、1 億畝(約 667 万ヘクタール)の高基準農地の新規造
成を支援し、総規模 10 億畝(約 6667 万ヘクタール)の高基準農地を造成した。国
家黒土保護プロジェクトが着実に推進され、東北地区黒土 8300 万畝(約 553 万ヘ
クタール)余りで不耕起栽培法を採用した。土壌の酸性化・アルカリ化などの対策
を強化し、塩害地総合利用の実証実験を推し進める。種子事業振興キャンペーンを
踏み込んで実施し、現代種子事業の発展や動植物保護などのプロジェクトを統一的
に支援し、農業生産の基盤強化に力を入れた。新しいタイプの農業経営主体の発展
を加速し、農業の適正規模経営を秩序立てて推進した。土地委託管理、農作業代行、
生産サービスのアウトソーシングなど農業支援サービスを積極的に推し進めた。グ
リーン農産物と有機農産物、地理的表示農産物、基準をクリアした農産物の発展を
加速させた。農村産業の融合発展を踏み込んで推進し、数多くの優位性・特色ある
産業クラスター、国家現代農業産業パーク、農業産業強鎮を新たに形成し、国家農
村産業融合発展モデルパーク、農業のグリーン発展先行区の整備を着実に推し進め
た。
(2)貧困脱却堅塁攻略の成果を持続的に拡大した。支援策を具体化・明確化し、
脱貧困地区の発展を持続的に推進した。再貧困化防止のための動的モニタリングと
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