Page 17 - 2022年度国民経済・社会発展計画の執行状況と2023年度国民経済・社会発展計画案についての報告
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サポートの仕組みを整え、160 の国家農村振興重点サポート県への支援策の実施を
推進し、農村低所得層の老朽危険家屋の改築と耐震改修を持続的に推し進めた。移
住・転居による貧困救済後の継続的サポートに力を入れ、各種の政策・資金・資源
が移住・転居用団地と移住・転居した民衆に行き渡るようにし、移住・転居用団地
での農村統治特別キャンペーンを展開した。重点プロジェクトの実施に当たって、
公共事業による雇用創出という形の支援を大いに推し進め、脱貧困層就業支援工場
や農村公益事業などによる雇用を活用して、脱貧困層と U ターンした農民工などの
重点層の地元または周辺地域での就業を促した。脱貧困地区において農村の地場産
業を育成・拡大し、いずれの脱貧困県も二つか三つの主力産業の育成を推進した。
脱貧困層向けの就業支援、職業技能訓練を強化したことで、その雇用規模が前年よ
り 133 万人増の 3278 万人に達した。生産者応援を引き続き大いに実施し、脱貧困
地区の販路拡大と地場産業の発展を後押しした。
(3)農村建設を着実に推し進めた。農村建設行動と農村居住環境改善 5 ヵ年行
動を踏み込んで展開した。家畜・家禽排せつ物資源化利用を着実に推進した。農民
の実情に即して、農村のトイレ改修を着実に推し進め、全国の農村の水洗式トイレ
の普及率が 73%を超えた。生活排水・生活ごみ対策にいっそう力を入れ、生活ごみ
収集作業を行う自然村の割合が 90%に達した。水道、電気、道路などの農村インフ
ラ整備における不足分野と脆弱部分の補強に力を入れ、農村公共インフラ維持管理
の重点任務の実施を進め、デジタル農村の試行作業を展開したことで、現在すべて
の行政村でブロードバンドの全面普及が実現し、宅配サービスのカバー率が 95%に
達し、農村の水道普及率が 87%に上がった。「四良農村道路」重点プロジェクトを
計画的に実施し、便利かつ高効率で、包摂的かつ公平な農村道路網の整備を加速さ
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