Page 19 - 2022年度国民経済・社会発展計画の執行状況と2023年度国民経済・社会発展計画案についての報告
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(2)地域間調和発展戦略を踏み込んで実施した。西部地区の発展の調和性を持
続的に向上させ、年間降水量 400 ミリの等雤量線西側地域の保護・発展を着実に推
進した。東北地区の振興・発展を支援する一連の特別プロジェクト実施案をうち出
して実施し、国の食糧安全保障における東北地区の「バラスト」としての位置づけ
を引き続き定着させた。中部地区の質の高い発展重要プロジェクトの実施が加速し、
デジタル情報、新エネルギーなどの戦略的新興産業クラスターが急速に発展した。
東部地区のイノベーションモデルとしての先導効果が持続した。特殊類型地区の振
興・発展支援に力を入れ、旧革命根拠地の振興・発展、資源依存型地区と旧工業都
市のパターン転換が新たな進展を見せ、辺境地区におけるインフラ整備と都市建設
のペースが加速した。民族地区経済が着実に発展した。陸と海の統一的計画を堅持
し、重点海域の総合対策を強化し、海洋強国の建設の推進を加速させた。
(3)主体機能区戦略をさらに整えた。主体機能区戦略・制度を国土空間計画体
系に全面的に融合させ、「多計画の一体化」国土空間計画体系が全体的に形成され
た。全国国土空間計画要綱(2021-2035 年)を公布・実施し、全国の「三区三線(三
区とは、農業空間、生態空間、都市空間を指す。三線とは、耕地と恒久基本農地、
生態保護のレッドライン、都市部開発区域の境界の三つの制御線を指す。)」画定作
業を完了させ、各級各類の国土空間計画の策定作業を計画的に行った。
(4)新型都市化建設を積極的に推進した。国家新型都市化計画(2021-2035 年)、
第 14 次 5 ヵ年計画期新型都市化実施案を策定・実施した。成都・重慶二極経済圏
「1+N」 計画体系を全面的に実施し、長江中流・北部湾・関中平原などの都市群
の一体化発展を加速し、一群の都市圏が徐々に形成された。県城を重要な受け皿と
する都市化建設の推進に関する意見をうち出して実施し、都市・農村の融合発展に
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