Page 21 - 2022年度国民経済・社会発展計画の執行状況と2023年度国民経済・社会発展計画案についての報告
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都市および地区級以上の都市の大気質優良日の割合が 86.5%に達し、微小粒子状物
質(PM )の平均濃度が前年より 3.3%減の 29μg/m³となり、断面水質の優良な地
2.5
表水(Ⅰ-Ⅲ類)の割合が 87.9%に上がり、务Ⅴ類の断面水質の割合が 0.7%に下
がった。
(2)二酸化炭素排出量のピークアウトとカーボンニュートラルを積極的かつ穏
当に推進した。二酸化炭素排出量のピークアウトとカーボンニュートラルの「1+
N」政策体系の構築が完了し、重点分野における二酸化炭素排出量のピークアウト
の実施案および関連保障措置を策定してうち出し、「二酸化炭素排出量のピークア
ウト十大キャンペーン」を着実に推し進めた。全国温室効果ガス排出権取引市場の
安定的な運営をはかった。「建設が先・改造は後」の原則を堅持し、先進的かつク
リーンで支えとなる石炭火力発電の建設を加速し、石炭火力発電ユニットの高効率
化改造とフレキシブル運用に向けた改造、コージェネレーション改造という「三つ
の改造の連動」を推進し、新エネルギーとクリーンエネルギーを積極的に発展させ、
第 1 期の砂漠地帯・ゴビ砂漠・荒地地帯を重点とする大規模風力発電・太陽光発電
拠点の整備を加速し、わが国の再生可能エネルギー発電設備容量が 12 億キロワッ
トを超えた。重点業種の省エネ・炭素排出削減を大いに推進し、新築建物の省エネ
性能を向上させ、グリーン建築事業を積極的に発展させ、新エネルギー車を大いに
押し広め、充電インフラ整備を持続的に推進し、大口貨物・中長距離貨物輸送の「公
転鉄(道路輸送から鉄道輸送への転換)」と「公転水(道路輸送から水運への転換)」
を加速させた。GDP1 単位当たりの二酸化炭素排出量を 0.8%低減させた。シャルム
エルシェイクで開催された国連気候変動枠組条約第 27 回締約国会議(COP27)の各
交渉・協議に積極的に参加し、会議が前向きな成果をあげるよう推し進めた。
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