Page 22 - 2022年度国民経済・社会発展計画の執行状況と2023年度国民経済・社会発展計画案についての報告
P. 22
(3)省エネの取り組みを持続的に推進した。省エネ目標考課を改善し、再生可
能エネルギーの新規増加分と原材料として使用するエネルギー資源をエネルギー
消費総量に計上しないという実施案をうち出し、国家重要プロジェクトを対象とす
るエネルギー消費特別枠の設定作業を計画的に実施し、重要プロジェクトの合理的
なエネルギー需要をしっかりと確保した。重点業種においてエネルギー消費効率の
トップランナー基準と省エネ基準を設定し、エネルギー多消費型の製品・設備にお
けるエネルギー消費効率の先進基準・省エネ基準・参入基準を明確にし、省エネ基
準の改正と応用・実施をよりいっそう強化した。重点分野・業種および製品・設備
に対する省エネ・低炭素化改造を加速し、エネルギー多消費・二酸化炭素多排出・
低水準のプロジェクトの乱立を断固として食い止めた。全国の GDP1 万元当たりの
エネルギー消費量が前年より 0.1%減尐した。
(4)グリーン産業体系の発展を加速させた。グリーン産業指導目録を検討・改
定し、グリーン産業モデル拠点の構築を推し進めた。市場志向のグリーン技術イノ
ベーション体系を充実させ、グリーン技術イノベーションの普及を推進した。国家
節水キャンペーンを持続的に実施し、2022 年度生活用水関連の節水トップランナー
製品を選定し、水不足の沿海都市での大型海水淡水化プラント建設プロジェクトを
推進し、公共上水道漏水対策重点都市(県城)の建設を推進した。環境インフラ整
備を強化し、都市部における汚水・ゴミ処理施設の整備・運営管理の漸進的なレベ
ルアップをはかった。循環型経済の発展を加速し、大量固形廃棄物の総合利用を
いっそう推進し、廃品の循環利用体系の構築を加速させた。再生可能資源が重要な
工業原料となった。「生態系産物・サービス価値算出規範(試行)」を公布・実施し、
生態系産物・サービスの価値を高める仕組みを確立した。
21