Page 17 - 2023年度国民経済・社会発展計画の執行状況と2024年度国民経済・社会発展計画案についての報告
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民の収入増のルートを広げたことで、延べ 500 万戸余りの農家が実益を受け、世帯
あたりの年間収入が約 2000 元増えた。新春キャンペーン、金秋キャンペーンなど
の販売促進支援特別活動を行い、直接購入または販売促進の形で支援した未発達地
区の農産物販売総額は 4000 億元を上回った。年間の脱貧困層の就業者数は延べ
3396 万 9000 人に達した。脱貧困地区の農村住民 1 人当たりの実質可処分所得は
8.4%増の 1 万 6396 元であった。
(2)現代農村産業体系の構築を加速させた。農業のもつ多様な機能を活用し、
地域特産品に工夫を凝らし、農村産業融合発展を着実に推進した。地場産業の集
積・高度化を促し、一連の国家農村産業融合発展モデルパーク・国家現代農業産業
パークの設立を支援し、139 の全産業チェーン総産出額が 100 億元を上回った、特
色ある産業クラスターを育成し、1 万 5000 のグリーン農産物、有機農産物、「名・
特・優・新」農産物が新たに認証を受けた。農業現代化モデル区を数多く新設し、
地域別・類別の農業現代化発展パターンの模索を推進した。穀物加工企業の設備更
新・技術改良を導き、各地の 1600 余りの農産物加工パークの整備・高度化を推進
し、106 の第 3 期農業国際貿易質の高い発展基地を認可した。農民合作社と家族農
業の発展を促し、累計で 9 万余りの県級以上の農業産業化リーディングカンパニー
を育成し、農業・農村の発展へのバックアップ効果を引き続き強化した。農村文化
産業と農村観光の発展に力を入れ、一群の文化産業の発展による農村振興促進の試
行県を確定し、一連の農村観光重点村鎮を整備し、引き続き定番農村観光路線の PR
にいっそう力を入れた。
(3)農村整備・ガバナンスの高度化を着実に進めた。農村インフラの脆弱部分
の補強を加速し、新たに農村道路の整備・改造を実施し、都市・農村の交通運輸の
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