Page 21 - 2023年度国民経済・社会発展計画の執行状況と2024年度国民経済・社会発展計画案についての報告
P. 21

全レッドラインの実施状況を初めて国家自然資源監察の対象とするほか、厳格な法

                執行・監督・管理を行った。都市開発境界線の管理政策を見直し、都市の集約的か


                つ効果的な配置を導いた。国土空間計画の実施に対するモニタリングネットワーク

                を構築し、国土空間ガバナンスのデジタル化が確かな一歩を踏み出した。


                   (4)新型都市化建設の推進を加速させた。戸籍制度改革を着実に秩序立てて推

                し進め、都市の転入・転籍規制を一段と緩和し、農民工が就業訓練、権利・利益の


                保護、子女の教育などの面で享受できる基本公共サービスの水準を不断に高めた。

                巨大都市の発展パターン転換の加速を着実に推進し、都市の中核的機能の位置づけ


                をさらに明確にした。成都・重慶二極経済圏の整備を着実に推進し、10 の川渝隣接

                地区の協力プラットフォームを全面的に建設し、経済区と行政区の適度な分離など


                の重点改革を引き続き深化させた。現代化都市圏を秩序よく育て、すでに 12 の都

                市圏建設計画が公布・実施された。さまざまな資金を統一運用して県域経済発展、


                県城の公共インフラ整備を支援し、農業からの移転人口の地元での都市化(市民化)

                を促した。2023 年末時点で常住人口ベースの都市化率が前年比 0.94 ポイント増の


                66.16%に達した。

                   (九)炭素排出削減・汚染対策・緑化・経済成長を一体的に推進したことで、グ


                リーン・低炭素化において新たな進展が見られた。山・川・林・田・湖・原・砂の

                一体化した保全と系統的な対策を統一的に考慮し、汚染対策堅塁攻略戦に力を入れ


                て取り組み、二酸化炭素排出量のピークアウトとカーボンニュートラルを積極的か

                つ着実に推進し、グリーン・低炭素・循環型発展を目指す経済体系の確立を加速し


                た。

                   (1)生態環境の保護・対策を不断に強化した。全国生態環境保護大会を開き、「美



                                                            19
   16   17   18   19   20   21   22   23   24   25   26