Page 22 - 2023年度国民経済・社会発展計画の執行状況と2024年度国民経済・社会発展計画案についての報告
P. 22
しい中国」建設の全面的推進に関する意見をうち出した。初めての「全国生態の日」
主会場イベントを行った。「 青い空、澄んだ水、きれいな土を守る戦い」を着実に展
開し、第 3 期第 1 回中央生態環境保護監察を行い、生態環境を着実に改善し、全国
地区級都市および地区級以上の都市の微小粒子状物質(PM )平均濃度が 30μg/m³
2.5
となり、断面水質の優良な地表水(Ⅰ-Ⅲ類)の割合が 1.5 ポイント増の 89.4%と
なり、土壌の重金属汚染対策において前向きな成果を上げた。生態環境の地域ごと
に細分化した管理・規制の体系を整備した。汚染物質排出許可制の全面的実施を推
進した。プラスチック汚染のライフサイクル対策を踏み込んで推し進め、「竹素材
でのプラスチック代用」3 ヵ年行動を実施した。重要生態系保全・復元に向けた重
大プロジェクトの実施を加速し、土壌水食・砂漠化総合対策を強化し、土壌水食対
策面積を 6 万 3000 平方キロ増加し、全国の水土保全率は 72.5%に達し、「三北」プ
ロジェクト(西北・華北・東北地方で行われる植林事業)総体計画を改正して第 6
期計画を策定した。国土緑化面積を 1 億 2600 万畝(840 万ヘクタール)新たに増や
した。
(2)二酸化炭素排出量のピークアウトとカーボンニュートラルを積極的かつ着
実に推進した。エネルギー消費総量・原卖位抑制を見直し、原材料として使用する
エネルギー資源と非化石エネルギーを抑制の対象から除外した。エネルギー消費総
量・原卖位のダブル抑制から二酸化炭素排出総量・原卖位のダブル抑制への段階的
な移行を推し進め、全国および省(自治区・直轄市)・地域ごとにエネルギー関連
の二酸化炭素排出算定を行った。第 1 期二酸化炭素排出量ピークアウト都市・産業
パーク建設の試行を 35 ヵ所でスタートさせ、都市、産業パークの汚染削減と炭素
排出削減協同イノベーションの試行を着実に進めた。砂漠地帯・ゴビ砂漠・荒地地
20