Page 10 - 2022年度国民経済・社会発展計画の執行状況と2023年度国民経済・社会発展計画案についての報告
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促し、「重点都市+基幹回廊」からなる現代流通ネットワークの整備を加速し、国

                家総合貨物輸送センターのさらなる整備を踏み込んで実施し、多くの総合貨物輸送


                センターおよび集散型輸送体系の重点プロジェクトの整備を加速し、商品流通にお

                けるインフラの配置を最適化し、ハイスタンダードな市場施設の相互連結を推し進


                め、国務院物流保通保暢領導小組を設置し、「大動脈」と「マイクロ循環」の円滑

                化をはかり、生産・生活物資の供給と産業チェーン・サプライチェーンの円滑な循


                環を保障した。

                   (四)経済発展の重点を実体経済に置き、供給体系の質を着実に高めた。ハイレ


                ベルの科学技術の自立自強が大きな成果を収め、わが国のグローバル・イノベー

                ション・インデックス(GII)が第 11 位に上がり、産業チェーン・サプライチェー


                ンの安全性・安定性・強靭性が持続的に高まった。

                   (1)革新によるけん引力を著しく向上させた。社会全体の研究開発費が初めて 3


                兆元台に乗り、研究開発費対 GDP 比が 2.55%に達した。社会主義市場経済を前提と

                した基幹核心技術開発の新型挙国体制がさらに整い、国家戦略的科学技術力が加速


                度的に強化され、国家実験室体系の整備が着実に推し進められ、国際科学技術イノ

                ベーションセンターと総合的国家科学センター、国家製造業イノベーションセン


                ター、地域科学技術イノベーションセンターの整備が加速し、海外依存の基幹核心

                技術開発が新たな進展を見せた。革新・起業・創造を着実に推し進め、研究開発型


                中小企業の研究開発費加算控除比率を 100%に引き上げたほか、一時的にその実施

                範囲をすべての適用業種にまで拡大し、企業の基礎研究投資と設備投資に対し税制


                優遇を行い、イノベーションの主力としての企業の地位を不断にうち固めた。多く

                の重要な研究開発が次々と実を結び、C919 大型旅客機が型式証明を取得して第 1



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